8. 内定・退職・入社

① 業務内容・福利厚生の確認

  • 内定を受けた企業の業務内容(勤務時間、出張頻度など)や福利厚生(医療保険、視力・歯科保険、401K、有給休暇、病気休暇など)に疑問がある場合は、内定受諾前に担当者またはリクルーターに確認する。

② オファーレターへのサイン

  • 企業からの内定は口頭やメールで伝えられることもあるが、最終的には正式なオファーレターが発行される。
  • 受領したら内容をよく確認し、理解したうえで署名する。
  • 署名前に給与・勤務地・勤務形態・休暇制度などについて気になる点があれば確認することが大切。
  • 米国企業では条件面の確認や調整は一般的だが、日系企業では交渉が否定的に受け取られる場合もあるため、担当リクルーターに相談するのが望ましい。

③ バックグラウンドチェック(身元調査)

  • 米国企業の多くは、内定から入社までの間にバックグラウンドチェックを実施する。
  • 内定はこの調査をクリアした時点で有効となることが多い。
  • 調査項目の例:犯罪歴(州・連邦)、職歴、学歴、ソーシャルセキュリティー番号の確認、薬物検査など。
  • 入社前にリファレンスチェック(前職の上司・同僚への照会)が行われる場合もある。信頼できる人物に依頼し、事前に了承を得ておくのが望ましい。

④ 現勤務先への退職届提出

  • 退職は口頭だけでなく、必ず書面(メールやレター)で行う。
  • 退職日を明記し、遅くとも2週間前(または会社規定の期日まで)に提出するのが望ましい。
  • 曖昧な対応は職場に迷惑をかけ、退職交渉が難航する要因になるため注意。

⑤ 円満退社のために

  • これまでお世話になった上司・同僚に感謝を伝える。
  • 在職中は業務を最優先し、社会人としてのマナーを守る。
  • 誠意をもった対応を心がけ、最後まで責任を果たすことが重要。
  • 良好な人間関係を維持することは、今後の転職活動でリファレンス(推薦確認)が求められる場合に大きな助けとなる。

⑥ 転職先への入社準備

  • 入社前に企業の最新ニュース、取扱商品やサービス、主要取引先、拠点所在地などを把握しておく。
  • 特に経験者は即戦力として期待されるため、基本的な知識は必ず身につけておく。
  • 試用期間がある場合は、短期間で成果を出し、本採用に繋げる努力をする。

ポイント整理

項目ポイント
確認ポイント業務内容・福利厚生・勤務時間・出張頻度・保険・休暇制度を確認
オファーレター内容をよく理解し署名する。交渉も一般的だが、日系企業では否定的に受け取られることもあるため、担当リクルーターに相談するのが望ましい。
バックグラウンド
チェック
犯罪歴・職歴・学歴・SSN・薬物検査などを調査
退職届書面で提出、退職日を明記し2週間前までに対応
円満退社感謝を伝え、業務を最優先、誠意ある態度を示す。将来の転職でリファレンスが求められる可能性があるため、良好な関係を維持する。
入社準備企業情報を事前に把握し、即戦力として備える

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