バイリンガル候補者の就職・転職情報〜面接Tips: 弱みを強みに変える方法

アトランタオフィスのリクルーターが「アニス アトランタ」に毎月寄稿させていただいている「バイリンガル求職者の就職・転職情報」をご紹介します。同誌は、ジョージア州アトランタをはじめ、南東部にお住まいの日本人の皆様を対象に毎月無料でお届けしている日本語のコミュニティーマガジンです。弊社の経験豊富なリクルーターがお届けする記事をぜひご覧ください。
【面接のコツ:弱点を強みに変える方法】
面接で「あなたの弱点は何ですか?」と聞かれたとき、どのように答えますか?実はこの質問、難易度の高い質問で、しっかり準備をしないと上手く答えられません。今回は、この質問に対する効果的な答え方を紹介します。
【1. 弱点を認識し、回答のベースを作る】
まず初めに、自分の弱点を認識し、回答のベースを作ることが重要です。例えば「データ分析について、最初は苦手意識がありましたが、現在では、日常業務に取り入れています。感覚ではなく、データに表れている数字を基に物事を現実的に判断し、意思決定ができるようになりました。」としましょう。
【2. スキルをどのように習得したかの説明】
次に、そのスキルをどのように習得したかを説明します。オンラインコースや専門書、チュートリアル、実際のプロジェクトを通じて学んだことを具体的に述べます。「データ分析のスキルを向上させるために、オンラインコースを受講し、実際のプロジェクトで実践しました。」という具合です。
さらに、そのスキルを習得する過程で直面した困難や、それをどのように克服したかを詳しく述べると、より説得力が増します。「最初はデータの取り扱いに苦労しましたが、毎日少しずつ練習を重ね、専門家のアドバイスを受けながら改善していきました。」などという具体的な努力の過程を示すことが大切です。
また、数字を入れた成果やプロジェクトの成功例を挙げると、さらに効果的です。「最近のプロジェクトでは、データ分析を駆使して業務効率を20%向上させることができました。」このような具体的な成果を示すことで、面接官に対して強い印象を与えることができます。
【3. スキルをどのように活用しているかを述べる】
最後に、そのスキルをどのように活用しているかを述べ、上司や同僚からの評価を引用して締めくくります。「現在では、データ分析のスキルを日常業務で活用しており、上司からも高く評価されています。」という形で、自分の成長をアピールしましょう。
まとめると、このような回答例になります。
「データ分析について、最初は苦手意識がありましたが、現在では日常業務で活用しています。感覚ではなく、データに基づいて現実的な判断と意思決定ができるようになりました。スキル向上のためにオンラインコースを受講し、実際のプロジェクトで実践しました。最初はデータの取り扱いに苦労しましたが、毎日少しずつ練習を重ね、専門家のアドバイスを受けながら改善していきました。最近のプロジェクトでは、データ分析を駆使して業務効率を20%向上させることができ、上司からも高く評価されています。」
【最後に】
このように、弱点を強みに変えるプロセスを具体的に説明することで、面接官に対して誠実さと努力をアピールすることができます。面接前にこの質問に対する答えを練習し、自信を持って答えられるように準備しましょう。準備が整っていれば、面接官の前で自信を持って話すことができるでしょう。
また、面接のリハーサルを行うことも重要です。友人や家族、または弊社リクルーターに協力依頼をし、模擬面接を行うことで、実際の面接に近い環境で練習することができます。リハーサルを通じて、自分の回答をブラッシュアップし、より自然に話せるようにしましょう。
参照:Forbes “A New Way To Answer The ‘What’s Your Greatest Weakness?’ Interview Question”
「ANIS ATLANTA」8月号より抜粋)
Akiko Komura/Pasona NA, INC. Atlanta Office
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