バイリンガル候補者の就職・転職情報〜2024 最新の雇用トレンド!

アトランタオフィスのリクルーターが「アニス アトランタ」に毎月寄稿させていただいている「バイリンガル求職者の就職・転職情報」をご紹介します。同誌は、ジョージア州アトランタをはじめ、南東部にお住まいの日本人の皆様を対象に毎月無料でお届けしている日本語のコミュニティーマガジンです。弊社の経験豊富なリクルーターがお届けする記事をぜひご覧ください。
【2024年の雇用トレンドを読み解く】
経済の先行きが不透明だった2023年。結果的に予想に反し、労働市場はスムーズに進んだと言えますが、多くの方がこれからどうなるのだろうか、と状況を伺っていたと思います。様々な予測はありますが、2024年は経済状況を加味し、現在のところ、労働市場は伸びていくだろうという楽観的な見方もあります。今回はそんな2024年の雇用トレンドをいくつか見て行きたいと思います。
【1. スキル重視型の採用】
採用の焦点は、学位や修了証書のような資格重視から、実際に何ができるかという、スキル重視に移行してきています。全体的に労働人口が減少している中、現在持っているスキルのみならず、スキルアップを意欲的にできる人材に注目が集まっています。今できることだけではなく、入社後にどれだけ多くのことを学び、行動できるかを見極めています。自身のコンフォートゾーンを抜けて、いかに新しいことに興味を持ち、学習し、業務に活かしていくかという意欲はこれから更に重要になっていきます。
【2. 継続的な学習と能力開発】
先に述べた通り、現在あるスキルだけではなく、どれだけ積極的に学び続けるかが大切です。企業は、従業員の継続的な学習の重要性を認識し、学習プラットフォームや教育リソースに投資しています。オンラインコース、ワークショップ、セミナーなど、豊富な機会を提供し、従業員のスキルや知識を広げることを目的としています。これは、単に職務に特化したスキルの習得にとどまらず、適応力、批判的思考、革新性といった、今日の雇用市場で強く求められる資質を育むことも同時に狙っています。しかし、現実問題、仕事の責任と学習へのコミットメントを両立させるのは大変なことです。日々の職務と並行して学習する時間とモチベーションを見つけるには、個人の裁量に任せるだけではなく、企業からの献身的で効果的な時間管理が必要となります。
【3. リモートワークの進化】
リモートワークの最大のメリットは、柔軟性です。自宅やその他の場所で働くことで、仕事とプライベートのバランスをより効果的に取ることが可能です。しかし、課題としては、仕事とプライベートの境界が曖昧になり、オフィスで仕事する際に生まれるコラボレーションや対面での交流の機会が失われることす。そこで、最近トレンドになってきたのが、リモートワークとオフィスでのコラボレーションを調和させたハイブリッドワーク。この変化は単に働く場所だけの問題ではなく、企業が優秀な人材を見つけ、確保するための施策にもなっています。また、ワークスタイルの柔軟性は、求職者にとって強力な魅力となっています。
【まとめ】
その他のトレンドとしては、職場における多様性と包括性の重要性の高まり、テクノロジーによる雇用市場の変革、ギグ・エコノミーの拡大などが言われており、これらは雇用市場の進化し続ける性質を浮き彫りにしています。引き続き変化が大きい時代、重要なことは、臨機応変に対応できることです。これからの雇用情勢で成功するためには、常に最新情報を入手し、変化を受け入れ、新しいスキルを求め、適応する準備を整えておくことが大切です。
参照: Hireduo’s Guide (hireduo.com) “Top 7 Talent Trends for 2024”
「ANIS ATLANTA」1月号より抜粋)
Akiko Komura/Pasona NA, INC. Atlanta Office
pasona.info@pasona.com
就職・転職活動でご質問やご相談があればいつでもお問い合わせください