バイリンガル候補者の就職・転職情報 ~現在の就職市場と今すぐできる効果的なアクション4選

アトランタオフィスのリクルーターが「アニス アトランタ」に毎月寄稿させていただいている「バイリンガル求職者の就職・転職情報」をご紹介します。同誌は、ジョージア州アトランタをはじめ、南東部にお住まいの日本人の皆様を対象に毎月無料でお届けしている日本語のコミュニティーマガジンです。弊社の経験豊富なリクルーターがお届けする記事をぜひご覧ください。

【就職市場を理解する】

最近の就職市場は引き続き不透明な状況ですが、その中でもまだ沢山のチャンスが存在しています。それを見つけるためには、現状を理解した上で、各自戦略を立てることが必要です。まずは、市場ではどんなことが起こっているのか見てみましょう。

  • 採用活動の長期化:企業はニーズ、予算、優先順位を加味しながら常に採用を調整しており、ポジションに合致する求職者を、時間をかけて選択しています。
  • スキル重視:採用担当者は、前職の役職名や4年制大学の学位よりも、求職者自身が“何ができるか”に重点を置き、採用の判断をしています。
  • AI導入:人間が確認する前に、AIが履歴書をチェックしています。
  • 非公開求人:多くのポジションは非公開のまま、内部採用や社員からの紹介で埋められます。

【求職者が今すぐに変えるべき、効果的な方法4選】

これらの背景を考えた際に、求職者が今すぐに変えるべき、効果的な方法をいくつか紹介します。

  1. それぞれの役職に合わせて履歴書をカスタマイズしましょう。成果を強調し、単なる責任範囲ではなく、前職でどのように違いを生み出したかを、数値や例で具体的に示しましょう。
  2. スキルギャップを埋めましょう。短期コースを受講してスキルを磨き、雇用主にスキルアップに取り組んでいることを示しましょう。
  3. 求人サイトだけで情報をとるのではなく、内部で共有される求人、紹介による求人など、自分のコネクションから得る情報をフル活用しましょう。
  4. 忍耐強く、戦略的に就職活動を進めましょう。採用に時間がかかることを念頭に置き、継続的に努力し、アプローチ方法を磨き続けましょう。

【まとめ】

Linked Into Jobsのキャリアコーチ、Tammy Homegardnerさんによると、今後数か月で、スキルベースの採用の拡大、契約から正社員への移行やプロジェクトベースの業務が増加すること、また柔軟性・積極的・問題解決能力を持つ求職者が優位になると言われています。現在の就職市場は困難ですが、悪い訳ではありません。進化している、とさえ捉えることもできます。そのため、今までのアプローチを見直し、数より質を重視し行動することで、隠れたチャンスを手に入れる事が可能になります。2025年の就職活動を勝ち抜くためには、変化を理解し、自信を持って突き進むことが重要です。

参照: www.forbes.com “The Truth About Today’s Job Market”

「ANIS ATLANTA」7月号より抜粋)
Akiko Komura/Pasona NA, INC. Atlanta Office
pasona.info@pasona.com
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