5. 英文レジュメ作成

① レジュメの役割

  • レジュメは、自分の能力や資質、これまでの経験、取得した資格や学位をまとめ、採用企業に自分をアピールする最初の手段。
  • 限られた1~2ページの中で「この人に会ってみたい」と思わせることが重要。

② 簡潔さ(Simplicity)

  • 内容は簡潔かつ明確に。情報を詰め込みすぎると流し読みされやすい。
  • 経験が5年未満の場合は1ページ、5年以上でも最大2ページまでにまとめる。
  • フォントは読みやすさを優先。種類は最大2つ、サイズは10pt前後、余白も適度に設ける。

③ キーワードと一貫性

  • 採用企業はキーワード検索で候補者を絞るため、求人票や企業HPから関連キーワードを拾い盛り込む。
  • 職務内容には「Directed」「Managed」などのアクション動詞を活用し、力強い表現を使用。
  • Objectiveと職務経験の一貫性を持たせ、関連性の低いスキルや資格は不要。
  • 数字を盛り込み、実績を定量的に示すことで説得力を強化(例:部下の人数、売上額、顧客数など)。

④ レジュメの基本構成

  • Contact Information:氏名、住所、電話、メール(年齢・性別・写真は不要)
  • Objective:希望職種や能力、貢献できる内容を明記
  • Summary of Qualifications:職務経験・資格・強みを箇条書き
  • Work Experience:会社名、ポジション、期間、業務内容を新しい順で記載
  • Education:学歴、専攻、GPA(任意)、卒業年月
  • Certificates:取得資格・ライセンス(TOEICなどはスコアと取得時期を記載)
  • Skills:言語、ソフトウェア、プログラミングなど技術的スキル

⑤ レジュメフォーマットの種類

  • Chronological Resume:直近からの時系列形式。最も一般的で分かりやすい。
  • Functional Resume:業務内容や強調したい経験を前面に出す形式。社会人経験が長い人、エントリーレベル、転職回数が多い人に適する。
  • Entry Resume:最も基本的な形式で、新卒向け。

⑥ 添削と確認

  • 完成したレジュメは必ず英語ネイティブ、またはリクルーター/コンサルタントに確認してもらう。

⑦ AI活用・ATS対応・検索性の工夫

  • AIツールを活用し、職務内容の要約や実績の表現をブラッシュアップすることで、読みやすく説得力のあるレジュメを作成できる。
  • ATS(Applicant Tracking System)に対応するため、特殊なレイアウトや画像は避け、標準的なフォントとシンプルな形式を用いる。
  • Job Board(求人サイト)での検索性を高めるため、職種名・スキル・業界用語などの検索キーワードを自然に盛り込み、採用担当者に発見されやすくする。

ポイント整理

項目ポイント
レジュメの役割限られた1~2ページで「会いたい」と思わせる
簡潔さ情報は厳選、最大2ページ、読みやすさ重視
キーワード・一貫性求人票のキーワードや動作動詞を使用、実績は数字で示す
基本構成連絡先、Objective、職務要約、職歴、学歴、資格、スキル
フォーマットChronological(一般的)、Functional(経験強調)、Entry(新卒向け)
確認英語ネイティブやリクルーターによる添削が必須
最新の工夫AIで表現を強化、ATS対応(シンプル形式)、Job Board検索性を意識

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