2. 日本・US就職活動の違い

① 選考フローと期間

  • アメリカ:1~2回の面接で採用が決まるケースが多く、欠員補充のため迅速な採用が行われる。
  • 日本:2~4回の面接に加え、SPIなどの適性検査を含むことが多く、選考に時間を要する。

② 履歴書・レジュメの違い

  • アメリカ:年齢・性別・顔写真を記載せず、簡潔に1~2枚でまとめる。職務経歴書は詳細に記載する場合が多い。
  • 日本:顔写真・年齢・性別などを記載し、指定様式の履歴書を使用する。職務経歴書も併用することが一般的。

③ 採用背景と基準

  • アメリカ:転職が一般的で、欠員補充が多く、採用時期は固定されない。スキル・専門性を重視。
  • 日本:大学の卒業時期に合わせた新卒一括採用が主流。年齢、キャリアバランス、転職回数、前職の企業規模も評価要素となる。

④ 転職と雇用制度

  • 転職の考え方
    • アメリカ:キャリアアップや待遇改善を理由に転職するのが一般的。回数が多すぎると不利だが、日本に比べ許容度は高い。
    • 日本:終身雇用文化が根強く、転職回数が多いとネガティブに評価される傾向。
  • 雇用制度
    • アメリカ:At Will Employmentにより、雇用は原則自由に解約可能。
    • 日本:終身雇用を前提に、配属変更などで長期勤務を前提とするケースが多い。

⑤ 給与交渉と退職

  • アメリカ:職務内容やスキルに基づき交渉可能。州によっては前職給与を聞くことを禁止しており、大幅な給与アップの可能性もある。
  • 日本:前職給与を基準にすることが多く、上昇幅は10%程度。
  • 退職:アメリカでは2週間前通知、日本では1~数か月前通知が一般的。

ポイント整理

項目 ポイント
選考フロー 米国:1~2回で迅速、日本:2~4回+適性検査を含む
履歴書・レジュメ 米国:顔写真・年齢不要/簡潔、日本:顔写真・個人情報必須
採用背景・基準 米国:欠員補充中心、スキル重視、日本:新卒一括採用、年齢や企業規模も評価
転職・雇用制度 米国:転職一般的/At Will、日本:長期雇用志向/終身雇用文化
給与交渉 米国:職務ベースで交渉可、日本:前職給与基準
退職 米国:2週間前通知、日本:1~数か月前通知

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