3. 自己分析

① 自己分析の重要性
- まず必要なのは「自分を知ること」。過去の経験、アメリカでの生活、職務経験を通じて自分を再確認することが自己分析になる。
- 「何をしたいのか」「何ができるのか」「何に関心があるのか」を整理することで、方向性が明確になる。
- 新卒だけでなくキャリア転職を考える人にも不可欠。経験があるからといって自己理解が十分とは限らない。
② 自己分析により得られる効果
- 自分が達成したいこと、得意・不得意を把握できる。
- 面接で「なぜこの職業を選ぶのか」「なぜ自分が適しているのか」を具体的に説明できる。
- 頻出質問「あなたのセールスポイントは?」に自信を持って答えられるようになる。
③ 自己分析の進め方
- 第三者(家族、友人、先輩、教授など)の客観的な意見を集めることが重要。
- 他者の視点から意外な長所・短所や性格が見え、自己理解が深まる。
④ チェックリスト
- 過去に関心を持ったこと、現在熱中していること。
- 自分の長所と短所。
- これまで打ち込んだこと、その理由。
- 仕事やアルバイトを通じて学んだこと。
- 家族や友人などから見た自分の人柄・印象。
- これらを客観的に整理し、自分の本質(自分軸)を掴む。
- 最終的に「3分以内で自己PRできる」レベルを目指す。
⑤ 経験に応じたアドバイス
- 学生の場合
- 学部選びの段階から就職を考慮。専攻と職務の関連性はH-1Bビザ申請で重要。
- 就労ビザ制度や業界研究を先行して行い、適切な進路を意識する。
- ミッドキャリアの場合
- 転職理由を明確に。「キャリアアップしたい」などプラス面とともに、転職によるリスクも考える。
- キャリアの棚卸し(過去の業務内容、達成事項、知識、スキル、資格を洗い出し)を実施。
- 棚卸しを基にレジュメを作成し、アピールポイントを強化する。
⑥ 専門家への相談
- 就労ビザやキャリア設計については、リクルーターや移民弁護士に相談するのが望ましい。
- 前例や同じ専攻の先輩の進路を調べることも有効。
ポイント整理
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 自己分析の目的 | 自分の強み・弱み、関心、方向性を明確化 |
| 効果 | 面接での説得力ある説明、自信ある自己PR |
| 方法 | 第三者の意見を聞き、チェックリストで整理 |
| 学生への助言 | 学部選びは就職を考慮、専攻と職務の関連性が重要 |
| ミッドキャリアへの助言 | 転職理由の明確化、キャリアの棚卸しでレジュメ強化 |
| 専門家の活用 | リクルーター・移民弁護士への相談が有効 |
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