バイリンガル候補者の就職・転職情報〜キャリアアップにつながる自分のスキルを理解する

アトランタオフィスのリクルーターが「アニス アトランタ」に毎月寄稿させていただいている「バイリンガル求職者の就職・転職情報」をご紹介します。同誌は、ジョージア州アトランタをはじめ、南東部にお住まいの日本人の皆様を対象に毎月無料でお届けしている日本語のコミュニティーマガジンです。弊社の経験豊富なリクルーターがお届けする記事をぜひご覧ください。

【キャリアアップにつながる自分のスキルを深堀する】

仕事探しをしていると“スキル“という言葉をよく聞くと思います。特にパンデミック後にはRe-skillingやUp-skillingなど、スキルに関する話題がとりわけ多くなったと感じています。

スキルは、仕事を上手く遂行するために必要な能力、知識を指します。簡単にいうと、何かを上手くこなせる力、と言えるでしょう。スキルを向上させることで、仕事のできる幅が広がります。このスキルの中で、ハードスキルと言われる、具体的な技術や知識に於いては、教育や経験により身につけることが可能です。一方ソフトスキルは、コミュニケーションや問題解決能力など、対人関係に関わる能力で、個人の資質に起因することも多く、異なる仕事へも転用できるスキルです。採用プロセスにおけるハードスキルとソフトスキルの大きな違いは、ハードスキルはリストアップして確認することができるのに対し、ソフトスキルは通常、対面面接や採用プロセスの過程で確認されます。

仕事を成功させるためには、両方のスキルが不可欠です。仕事を探す際、応募する仕事に関連あるスキルをレジュメに記載することで、雇用主はあなたがどんなスキルを持っているか、またはその仕事に適しているかの概要を掴むことができます。もし自分がどんなスキルを持っているか分からない場合は、一度下記について深堀りしてみましょう。

【やっていて楽しいこと】

自分にとって簡単にできる仕事や楽しい仕事が役に立つスキルであることがあります。

【褒められたことがあるもの】

特定の能力や資質について褒められたことはありませんか?上司や同僚が過去に評価してくれたり、褒められたりしたスキルを考えてみましょう。また、職場の仲間があなたに助けを求めてくる内容も自分の能力を探る大きい手がかりになります。

【過去の実績】

大小にかかわらず、仕事で何かを達成したときのことを考えてみましょう。それを成し遂げるために、どのようなスキルが役に立ちましたか?

【まとめ】

このようにあなたが無意識でしていることが、実は最大のスキルになっている場合があります。これを理解しているとキャリアを考える際もどの道に進むべきかが分かりますので、把握しておくことをお薦めします。苦手なものを伸ばすことも大切ですが、得意なものを伸ばした際のインパクトはとても大きいので、ぜひご自身が持つ力を認識し、仕事とキャリアにぜひ活かして行きましょう。

参照: Indeed.com “9 Skill Sets to Advance Your Career”

「ANIS ATLANTA」10月号より抜粋)
Akiko Komura/Pasona NA, INC. Atlanta Office
pasona.info@pasona.com
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