How to write a winning resume?

日本では新しい期の始まりは4月を指しますが、アメリカでは年明けの1月を指しますね。
New Year’s Resolutionを立ててジム通いを始める方も多いこの時期ですが、新しくお仕事を探される方も多くなります。
過去数年は新型コロナの影響で、失業率の増加、リモート/ハイブリットという新たな働き方の登場、給与の大幅なインフレ等、アメリカの労働市場はいつもとは違う動きを見せていましたが、昨年度から段々と落ち着きを取り戻し、ニューノーマルといわれる時代に入ってきた感じがしますね。
ところで、皆さんは求職/転職活動をされる際、何社に応募されますか?
アメリカの労働市場は引き続き売り手市場と言われていますが、Generative AI(生成AI)の登場により、今までより応募が簡単になったと感じる求職者の数が増えているようです。これはとても良い事の様に聞こえますが、求職者が今までより多くの仕事に簡単に応募できるということは、一つの仕事の競争率が上がるとも取れます。LinkedIn上に掲載されている仕事の中には1,000を超えるレジュメが届く仕事もあるようです。
そのような状況下で選ばれるためには、まずは企業側がどのようにレジュメを見ているかを理解することが必要です。
あまりご存じない方が多いと思いますので、ここでは3つ、大切なポイントをお伝えしたいと思います。
【1. パーシング (Parsing)機能 】
Fortune500の企業の99%がATS (Applicant Tracking System)と呼ばれるシステムで候補者の情報からプロセスを管理しています。つまり、皆さんがIndeedやLinkedIn、企業のウェブサイトで見た求人に応募をすると、企業の使用しているATSに情報が登録される仕組みとなっているのですが、ここで押さえたいのはATSにあるパーシング (Parsing)という機能です。これはレジュメから一定の情報を読み込んでシステムに入力する機能で、レジュメの作りが複雑になっていると上手く情報が読み込まれない可能性があります。名前、コンタクト情報、住所、学歴、職歴、Certificate等幅広い情報を読み込んでくれるので、企業側としてはレジュメを一つ一つ見る必要がないので楽ではありますが、ここで上手くレジュメの情報が読み込まれないと選考プロセスから落ちてしまう場合がありますので、なるべくシンプルなレジュメの作成を心がけましょう。
Indeedが無料でレジュメをレビューしてくれます➡Instant Resume Review (indeed.com)
【2. AI Scanning 】
AIが登場するまでは、レジュメの中にJob descriptionとマッチするKeywordがどれくらいあるかが重要でしたが、 今ではJob descriptionの内容とレジュメの内容がどれだけマッチしているのかをAIが判断出来るようになりました。詳細は以下の記事を参考にして頂ければと思いますが、求職者もAIを駆使してJob descriptionを分析しレジュメを作成することで、まずはAIのスクリーニングをパスする確率を上げることが出来ます。
How to Write a Job-Winning Resume Using AI (2023 Guide) (wordtune.com)【3. Personalization 】
上記に記載したように、今や多くの企業でシステムやAIを駆使して採用を行っていますが、最終的に人を判断するのは人である、ということも忘れてはいけません。AIはレジュメを作成する上で欠かせないツールになりつつありますが、AIが出来るのは与えられた情報で最善を尽くすことであり、一人一人のユニークな経験やスキルをレジュメに反映することは残念ながら出来ません。何故、自分が応募する仕事に最適だと思うのか、どんな経験が生かせるのか、何故その仕事や企業に興味があるのか、是非ご自身の言葉で考えてみてください。
【まとめ】
これから新しくお仕事を探されるという皆さん、皆さん一人ひとりの経験や知識はとてもユニークです。レジュメというツールを使って、ご自身をどんどんアピールしていきましょう。その際にはAIでJob description分析や、最終的な誤字脱字のチェック(Proof reading)も忘れずに。上手くテクノロジーを駆使しながら、2024年の求職活動/転職活動を行っていきましょう。パソナもお手伝いさせて頂きます。