バイリンガル候補者の就職・転職情報〜LinkedInを制して転職を制す

アトランタオフィスのリクルーターが「アニス アトランタ」に毎月寄稿させていただいている「バイリンガル求職者の就職・転職情報」をご紹介します。同誌は、ジョージア州アトランタをはじめ、南東部にお住まいの日本人の皆様を対象に毎月無料でお届けしている日本語のコミュニティーマガジンです。弊社の経験豊富なリクルーターがお届けする記事をぜひご覧ください。

【アメリカでの就職活動に重要なLinkedIn】

アメリカで就職活動する際に重要なツールであるLinkedIn。オンラインのポートフォリオと共に、プロフェッショナルなSNSという立ち位置として機能しています。このLinkedInを上手に利用すれば非常に強力な味方になるのですが、記入の仕方によっては逆の効果を生じることがあります。求職者が採用担当者やリクルーターをオンライン検索するように、面接官も求職者をオンライン検索しないとは限りません。本日は求職者がLinkedInのプロフィールで改善できる点をお知らせしたいと思います。

【1. プロフィール / Profile】

LinkedInで求職者がしがちなのは、現在の状況を反映したプロフィールを作成することです。これまでの経験を並べることは重要ですが、自らの目標や目指している役割、また将来の雇用主に、自分はどんな価値をもたらすことができるかを盛り込みましょう。

【2. 推薦状 / Recommendations】

LinkedInで読み手に説得力を与えるのが推薦状です。元同僚や上司、クライアントからの推薦状が就職活動に際し有効です。推薦状は具体的で、あなたのキャリアゴールに関連している必要がありますので、求める職務に関連するスキルや強みを理解している人に依頼しましょう。特に目指す分野の著名人から、的を絞った推薦文をもらうことができれば、プロフィールを際立たせることができます。推薦文自体を掲載していない求職者も多く見かけるので、ぜひ活用しましょう。

【3. 自己紹介欄 / About】

自己紹介欄は、あなたのプロフェッショナルなストーリーを魅力的に伝える場です。経験の要約だけではなく、キャリアの道のりや乗り越えた課題、ユニークな視点を説明しましょう。価値観や前職での影響力を強調し、資格だけでなく人柄や熱意もアピールします。特に最初の2~3文で興味を引くことが重要です。これにより、採用担当者があなたのことをもっと知りたいと思えるようになります。

【まとめ】

これら以外の活用方法として、自分が目指す業界のグループに参加し、人脈を築くこと、興味のある人、会社、製品をFollowし、最新の情報をタイムリーに得ることなども可能です。

アメリカではもはやLinkedInのプロフィールを持っていることは当たり前とみなされ、ビジネスで出会った人達は名刺代わりにLinkedInのコネクションを申請することが普通になってきています。採用プロセスの中でLinkedinのプロフィールの内容が重要な役割を果たすケースもありますので、今一度ご自身のプロフィールを見直し、採用担当者が見たら話しかけたくなるようなページ作成を心がけましょう。

「ANIS ATLANTA」12月号より抜粋)
Akiko Komura/Pasona NA, INC. Atlanta Office
pasona.info@pasona.com
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