バイリンガル候補者の就職・転職事情~キャリアプランと偶然性

お役立ちコラム

更新:10/29/2020

自分のキャリアを振り返ってみた時、こんなはずじゃなかったんだけどな、と思ったことはありませんか?夢に描いていたのは、目指したいものがあって、それに向かって一歩一歩着実に進んでいくキャリアパスだったのに、気づいたら目の前にあった仕事を掴むことを繰り返す自分に失望…なんて事もあるかもしれません。何を隠そう、私自身も過去ジレンマを感じていた一人です。

【従来型のキャリア論】

従来は自分が目指す最終ゴールに向かって意図的に自分で職歴を積み上げること、そして、自己分析や外部環境を分析することで、ゴールに至るまでに必要なスキルが明確になる、と考えられてきました。現在、VUCA(ブーカ)と呼ばれる将来が予測不能な世の中に突入しています。変化もめまぐるしいため、これまでの常識やルールが通じなくなり、近い将来の見通しを立てるのも困難になってきています。“分かっている事は、先が分からない事だけ”とも言われる不透明なこのご時世、より必要になってきているのは、偶然を自分の力にする事です。そこで、今回は”計画された偶然“で成り立っているというキャリア論をご紹介します。

【計画的偶発性理論】

Planned Happenstance Theory(計画的偶発性理論)は、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱されました。この理論は、“個人のキャリア形成は、8割が予期しない偶然の出来事によって決定される”というものです。従来型のゴールから逆算をし、計画を立てて実行していくという考え方とは逆で、現在起こるであろう予期せぬ偶然の出来事に焦点を当てた理論です。ただし、この“偶然”もただ口を開けて待っているだけではなく、自身が行動する事によって、自ら引き寄せる事ができる、という非常にポジティブな考え方なのです。クランボルツ教授が掲げる5つの行動指針は、以下となります。

  1. 好奇心 (Curiosity)
  2. 持続性 (Persistence)
  3. 柔軟性 (Flexibility)
  4. 楽観性 (Optimism)
  5. 冒険心 (Risk Taking)

こうやって見てみると、特別なことをしなければいけないというよりは、自分の興味のあること、好きなこと、やりたいことをしていれば、このPlanned Happenstanceが起こる確率が高くなるということに気づきます。漠然と、理想の自分や環境、そして楽しいと思えるのはどういう時かを考え意識する事で、自分の中のアンテナが高くなり、興味のある分野に関連する情報が入りやすくなってきたり、人とつながる様になります。一度それが起こると、その偶然を次につなげる行動が発生し、気づいたら自分が目指す所にたどり着いた、という事が起こります。過去を振り返った時、偶然と思われる一つ一つを考えてみると、それは単なる偶然ではなく、自分が何かしらのアクションを取った結果としてついてきた、つまり、無意識のうちに計画をしていたと考えられます。

【チャンスの神様】

よく、“チャンスの神様は前髪しかない”、と言われますが、このチャンスをつかむためには、自分をよく知り、積極的に行動する事、そしてアンテナを高く、いざという時には“前髪”を掴みに行くという姿勢が不可欠になります。偶然と言えども、結局は自分が招いている、と考えると、日々ポジティブに考え行動していく事が、理想のキャリアへの近道です。また、自分の興味や意思を周りに伝えておくと、思いがけない“偶然”が舞い込んでくる可能性もありますので、人との縁や出会いも大切にしていきましょう。

 


「ANIS ATLANTA」(7月号より抜粋)

 

Akiko Komura/Pasona NA, INC. Atlanta Office
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